株式会社アドバイザーグループ(本社:東京都港区、代表:大元洪次郎)は、同社の持つ携帯電話向け一斉同報に関する特許内容をHPで紹介し、スーパー第3世代以降の技術により実現する新規事業の参加企業を募集する。
スーパー第3世代携帯電話は、高精細な動画像を瞬時に送受信でき、日米欧アジアの携帯事業者と通信機器メーカー数十社が標準化を目指している規格。これにより、大きな液晶画面で映画やゲームの他、動画像を撮ったその場で送信するなどが可能になる。
同社は、携帯電話向け一斉同報に関する特許を日本で2003年12月に取得し、その後米国、中国からも特許を取得。同特許は、携帯電話事業者帯域内において、同時送信用周波数を一般交信用周波数とは別途に設定するもの。CDMA携帯電話、および米国、中国で利用されているGSMなどTDMA携帯電話においても有効であるとしている。
現在の携帯電話サービスは個々の携帯ユーザへの双方向通信を基本としているが「今後、映画などデータ量の大きい内容を個別ユーザ向けに双方向通信にてカバーすることは、携帯ユーザが増大する中、今後ますます送り手受け手双方にとって、ユーザ利用のコスト高や、携帯電話会社における周波数帯域の非効率な利用など、無理が生じてくる」(アドバイザーグループWebサイトより抜粋)としており、今後、映画、音楽番組などの放送など容量の大きいサービスに関して、同社が取得した同時送信用周波数を一般交信用周波数とは別途に設定する特許を活用し、それらの問題を解決、新技術に対応する新しい携帯端末機器やサービスの増加を促す考えだ。
将来的には、衛星を利用したモバイル放送、固定無線により提供されるIP携帯電話への放送サービスが考えられるとしながら、アドバイザーグループ大元代表は「スーパー第3世代技術による放送サービスとしては、例えば携帯電話ユーザに合わせた番組構成、仕事などの合間を利用した数分単位の経済、芸能ニュース、新曲、映画紹介などが想定されますが、今回弊社で提案している技術や特許を用いたものが大きな流れを作っていくものと考えています」と話す。
同社では、今後展開していく日本における携帯電話向け放送サービス事業について国内、海外企業を問わず、コンテンツ提供、エンジニアリング、携帯関連ソフト、携帯電話端末関連、ベンチャー企業投資会社等へ事業参加の呼びかけを行っていく。
携帯電話向け放送サービス事業
http://www.aa.ag-aoyama.com/
株式会社アドバイザーグループ
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